2024/06/26

2024年6月 第1回渋川クロスカントリーあじさいプチ大会 レポート

  今回は初の試みで、群馬県伊香保温泉近くの渋川総合運動公園にてプチ大会を開催。大会のタイトル通り、あじさいの花に囲まれた1周1㎞のクロスカントリーコースを周回するスタイルで約50名の方にご参加いただきました。お天気の心配もありましたが、我々を歓迎してくれたかのように大会日和になり、スタッフ一同一安心。ホッ。今回は数日前に帰国されたオリエンテーリング日本代表選手の寺垣内さんも緊急参戦してくださいました。

 集合時間が近づくにつれ参加者が続々集まり、ゼッケンをつけた選手が増えみんなワイワイと会場が盛り上がっていました。11:00スタートの予定を繰り上げ、10:50分にランニングの部のスタート!に。

スタート合図はピストルではなく美声。「よーい!スタート!」アットホーム感満載!まずはランニングの部がスタートです。コースの前半は緩やかな下り、後半はダラダラな上り、足元はふかふかな不整地、沿道では紫陽花が応援してくれる中、練習感覚でタイムを狙って走る方、トレランを楽しみながら笑顔で走る方などそれぞれのペースで走られていました。ランニングの部は7周が規定、制限時間は1時間30分。熱中症対策として周回としスタート地点にエイドを設置、1周ごとに水分補給、タイム計測、そして応援ができるようにしたため、ランナーの様子も見られコース後半のダラダラな登りで戻ってくるランナーは皆、息がハアハア、、、頑張れ~!水分補給どうぞ~!皆さん良い表情で駆け抜けていきました。

ウォーキングの部はランナーが1周してからのスタートのため、スタート前に山西先生による準備運動を実施。そして、いよいよウォーキングの部がスタートです。行ってらっしゃーい!行ってきまーす!とみんな笑顔でスタート。ウォーキングの部は3周が規定、沿道の紫陽花の景色とおしゃべりを堪能しながら歩かれていました。中には走っておられる方もいてランニングの部でもよかったのでは?とも。ウォーキングの方々は楽しさ満載でニコニコしながら戻ってこられ、次の周へとまた歩を進めていきました。

ランナーはだんだん辛そうな顔になってきましたが、皆さん汗だくで頑張って走っていました。そんな中、さすがオリエンテーリング日本代表の寺垣内さんは余裕の表情とスピードで、しかも後半はペースをあげながら駆け抜けていきます。ランナーは続々ゴールし、まだ走り足りない方は時間まで自由に走っていただきました。結局、寺垣内さんは1時間30分を走り切り15周の記録、まだまだ走り足りたりないようでした。

ウォーキングの方々も続々ゴール。ウォーキングでも最後は走ってゴールされた方もいて皆さん思い思いに時間を楽しんでいただいた雰囲気が伝わり、開催側として嬉しく感じた時間でした。

ゴール後は農家さんにご協力いただいた採れたてほうれん草、登利平のお弁当などの参加賞をお渡しして、登利平のお弁当で空腹を満たし一休み。その後、参加者には山西先生から自署入りの記録証を手渡ししていただきました。最後はお楽しみじゃんけん大会でレースよりもみんな真剣?に「じゃんけんぽい」。山西先生に勝った方から、賞品をゲット。また、父の日だったためお父さんには父の日賞のプレゼントや高齢者賞として自己申告制の年齢上位順でプレゼントもあり、大会の中で最後が一番盛り上がったかも?

大会は無事に終了。希望者は山西先生のお知り合いの伊香保温泉静観荘にて汗を流しに行かれました。

初の大会で試行錯誤でしたが、参加者からはまた来年も参加します!と嬉しいお言葉もいただき開催して良かった。来年もまた楽しい大会を企画して皆さんと一緒に楽しみたいと思っています。皆様のご協力のお陰で事故もなく無事に終了でき、楽しい第1回大会になりました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。  文責:K

ここからは写真をお楽しみください。

↓「ランニングの世界・友の会」のFacebookにも写真あります。もしよかったらそちらも御覧ください。

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2024/05/23

2024年5月 ランニング大学講座 レポート

 今回は幹事の比嘉さんが勤められている東京スポーツ・レクリエーション専門学校(TSR)を会場としてお借りし「健康ライフに必要な筋肉トレーニング」をテーマに開催しました。

第一部は比嘉正樹氏を講師に「トップ選手の筋肉トレーニングについて」と「滋慶学園TSRの紹介」の講義でした。近年は体幹から脳神経系トレーニングに移行してきており、初動負荷トレーニングが注目されてきているそうです。スポーツ選手のトレーニング方法を長年研究し、アミノバイタルの開発者でもある東京大学名誉教授の小林寛道先生のお話を映像でみました。単なる反復練習は意味がなく、脳と身体の連携が重要であり、スポーツ動作の基本は「軸」と「同側型神経支配」である。少し前までは体幹深部筋を鍛えると良いとされていたが、それだけでは不足しており脳との関わりが重要とされ、また、体を使うことが脳を刺激して認知症予防にもなり、特に子供には運動が重要で運動不足の子供は脳が発達しにくいとのお話もありました。運動機能向上/健康づくりを目的とした「一般的な」運動方法は、1.呼吸循環機能を高める運動、2.筋肉強化の運動、3.柔軟性や機能調整の運動に加え4.動作の質を高める運動が重要でるとのこと。これからの3大運動法は有酸素運動、筋トレ、QOM(動きの質)であり、動作の質には脳が関わっている。強いランナーほど大腰筋が太いそうですが、体幹を鍛えるには理論など言葉では伝わらず鍛えられないため、それ用のマシーンまで開発されました。これからは「体幹と筋肉と脳の時代」であり、日本のバイオメカニクスは世界一で日本のリレーが世界で戦えるレベルになったのも、この研究成果であるともお話されていました。アスリートたちのこれまでのトレーニング方法の歴史をわかりやすくお話され、面白くとても勉強になる内容でした。YouTubeにいくつもアップされているので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Y4obvgIB_E0

滋慶学園はスポーツのみならず医療系の学校も経営されています。TSRは主にスポーツトレーナーを目指す方の専門学校であり、卒業生は様々なスポーツ業界に就職されています。校内にはトレーナーになるための実践的な設備が整っており、プロスポーツ選手も利用できるくらいの立派な設備が整っていました。

第二部は卒業生でもあり、北京オリンピック女子アイスホッケー日本代表トレーナー、女子サッカー、日本オリンピック委員会強化スタッフ、アスレティックトレーナーなど幅広いサポートを行っており、走るプロデュース集団ランガールのメンバーでもある平林芙美江先生に実技講義を行っていただきました。

健康ライフ、ランニングに大切なのは「動ける身体」であり、動くべき部分の「可動性(柔軟性)」を挙げること、動くべき部分の「スイッチをオン」にすること(筋肉の刺激)である。動くべき部分は股関節、肩甲骨まわり、体幹(胴体まわり)で、可動性もスイッチオンをするのは股関節、肩甲骨まわり、スイッチオンにするのは体幹とのことで、スイッチオンのエクササイズを人骨模型を使用して教えていただきました。簡単な講義のあとは実践です。まずは、可動性UPのエクササイズ。①太ももの付け根と背中まわりを動かす。②太ももの裏側と胸を開くように動かす。③太ももの内側と体側を動かす。④背中まわり・肩甲骨まわりを動かす。

つぎに、筋肉の刺激のエクササイズ。①お腹まわりを安定させて、太ももの付け根を動かす。②お腹まわりを安定さて、お尻のよこを動かす。③お腹まわりを安定させて、手足を動かす。④姿勢をキープして、お尻・股関節まわりの動きを作る。(詳細は写真参照)

それぞれのエクササイズで使われるべきところを使う事を意識して動作することが大切である。エクササイズを一つ一つ丁寧に教えていただいたのですが、体が硬くなっていたり、運動不足もある?のか皆さん各項目のエクササイズには苦労?キツさ?を感じていたようでした。日頃からそれぞれの部位を意識してエクササイズをしていかなければ意味がなく、逆にきちんと実践していけば効果がでるものだと実感させられました。

とても理解しやすく説明していただいたお陰で、皆さんためになる内容で大満足された時間でした。また平林先生の笑顔も素敵で、和んだ雰囲気のままあっという間に講義が終了しました。比嘉先生、平林先生ありがとうございました。    文責:K

ここからは写真をご覧ください