10月16日(日)にアプトの道マラニックを開催しました。ここは碓氷峠にあった碓氷線(信越線)の廃線路で現在は遊歩道になっていて「アプトの道」と呼ばれ横川駅~熊の平までの全長約6㎞の道です。
集合は碓氷鉄道文化むらからトロッコ列車でも来られる「峠の湯」。今回もお天気があやしかったのですが、晴天になりマラニック日和となりました。参加者は30名ほどで5歳~87歳まで幅広い方にご参加いただきました。
皆さん早々到着され、オリエンテーション後にランニングとウォーキングのグループに分かれてそれぞれスタートです!
ランニンググループはまず峠の湯から横川駅まで下り、碓氷関所跡を巡って折り返し、熊の平まで約6㎞ずぅ~っと登り坂を頑張りました。途中、旧丸山変電所に寄りながらでしたが、走りたい!とトレーニングにいらした方もいて途中からは個々のペースでめがね橋までラン。この距離物足りない?ペースゆっくり?と思いながらも、マラニックなので景色も楽しみ走られた様です。めがね橋を背景に写真撮影をするため、階段で車道まで下りてパシャリ。再度アプトの道に戻り、更に折り返しの熊の平までいくつものトンネルを抜ける登り坂をランニング。ハァハァ、、、なかなか良い登りの練習になりました。さて折り返してあとは下りです。観光客も増えてきたので気を付けながら走り、途中、碓氷湖をぐるりと周遊ランしてから峠の湯でゴール!いい汗かけて、今後の大会に向けて練習になったとの声を聞きました。
ウォーキンググループは峠の湯からめがね橋に向けてゆっくり登ります。紅葉はちょっと早かったけれど、木々に囲まれ、特にススキが綺麗で秋の景色を楽しみ、写真を撮ったり、いくつもあるトンネルはレンガ造りで昔の技術に関心したりとウォーキングを楽しみました。めがね橋到着後は、ランニンググループと同様に車道に下りてめがね橋を背景に記念撮影。アプトの道に戻った所でアプトの道のボランティアガイドさんがいらしたので、15分ほど簡単にアプトの道の歴史など説明していただきました。
高低差552.5m、1000m走る間に66.7m登る急勾配のため、ドイツの山鉄道で採用されていたアプト式技術を導入し、線路の中央にノコギリ型 のラックレールを置き、機関車に取り付けた歯車をかみ合わせて登る方法。明治22年横川駅まで列車はきていたがこの勾配で延伸されず、日清戦争時、戦争物資搬送のために明治25年に工期1年7か月で全長11.2㎞、トンネル26個、橋18個を完成しましたが、501名の犠牲者がでたそうです。昔の方の労力、技術は凄い。このアプト線(碓氷線)は新幹線が開通されたため34年間で廃線になりました。今でも廃線を残して遊歩道にし、遺産を守り続けてくれていることに感謝します。
さて、ウォーキングも峠の湯へ向けて折り返し下っていきます。登りと違う景色を見ながら歩き、時間があったので峠の湯を過ぎて旧丸山変電所まで行きました。国の重要文化財でもある旧丸山変電所はそのまま綺麗に残されており、ここが駆動になっていたのかと説明を受けた後の見学だったので、いろいろ思いがありました。最後、ゴールの峠の湯までがんばて登りましょう!到着!お疲れ様でした。
ランニンググループとウォーキンググループはほぼ同時刻にゴール!皆さん楽しまれた顔をされていました。お腹がすいた時間にもなり、今回もお弁当付きだったので、みんなでお弁当をいただきま~す!
秋空の下、芝生の上で、今日の振り返り談義や初参加の方がご近所さんだったなどそれぞれ楽しいお話をしながら、お弁当をおいしくいただきました。
紅葉にはちょっと早かったですが、今回もお陰様で事故もなく無事に終了することができました。アプトの道は初めての方も多く、皆さんから楽しかった!の言葉がうれしかったです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 文責:K
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