2025/11/10

2025年10月 桐生マラニックレポート

  10月5日(日)に好評だった第1回に続き、第2回桐生マラニックを開催しました。マラニック日和な気候で、「四辻の齋嘉」に集合。ここは絹織物屋であった齋藤嘉平氏の本宅の建物を活用しており、当時の蔵もそのまま使用されている。スタート前にはきゅうりの浅漬けやお茶を提供してくださり、桐生のあたたかいおもてなしの始まりでした。また、今回のマラニックは桐生在住のH夫妻に全面協力をいただき、それぞれの由来や特徴が掲載されているマラニックチェックポイント一覧とチェックポイントマップを作製してくださったお陰で、どこに寄りたいとかこれが食べたいなど妄想で頭がいっぱいになりながら、ランニング、ゆるゆるランニング、ウォーキングの3グループに分かれてスタートです。

ランニンググループは桐生育ちのH氏の親戚にガイドをお願いして、まずは目先の天満宮へ。ここは徳川家康の命で起点になり、ここに繋がる道路は石畳を再現したアスファルトになっています。次は桐生が岡遊園地・動物園へ向け坂道をゆっくり走り到着。昭和初期に子供達のために作られ、現在も入場無料で楽しめ、動物園は大人も楽しめるほどで特にレッサーパンダ舎は新しくなり、身近で見られる場所でした。ライオン夫妻は仲良くメスがオスに片手を乗せ、仲睦まじく寝ている姿が愛らしい。みんなも同じ格好でハイポーズ!ぐるっと巡り、次はどこ?ランチには少し早いけれど、行列ができるひもかわの藤川本店へ開店前に早々に向い、並ぶことなく入店。全員、「カレーせいろ ひもかわ」を注文。待っている間はマラソンの話で盛り上がり、ひもかわは美味しい~の言葉しか出ないくらい美味しかったです。お腹いっぱいになり、次は普門寺へgo!普門寺は八十八段の階段がある米寿階段や「なでなで十八羅漢」にはロバート秋山に似た羅漢さんもいらっしゃったり、、、本通りに戻り、桐生祇園祭の屋台が展示してある桐生鉾座へ。ランチ前にみた準備中の屋台が本来ここの展示してあるとか。お祭り見た~い!本通りは歴史がある通りで老舗が立ち並び、説明を受けながら進み、伊東屋珈琲店で一休み。コーヒーはカップ1杯かと思いきや、プレスボトルに入っているのも来た!びっくり。ひつまぶしコーヒー版的でした。休んでばかりいられないので、進みますよ。H氏の実家前を通り新川公園、桐生撚糸模範工場跡、織物記念館へと。さすが織物の街。主に帯を織っておりジャカード織り機の展示があり、また桐生織の製品も格安で販売。コースターを購入しました。あー時間がぁ~ってことで早々に戻りましょう!途中、ノコギリ屋根工場を改装した美容室、旧堀家を使用したレストランや古民家のカレー屋、イタリアン、銭湯などを紹介してもらいながら齋嘉にゴール。おまけで齋嘉のお隣の全国のお守り生地を制作している岩秀織物さんを見学させていただき、有名神社の名前の生地もありました。跡継ぎがいないからあと数年とご主人が。伝統ある織物がなくなっていくのはさみしいです。歴史の説明を聞きながらとっても楽しい一日でした。

ウォークグループは7名。雨模様の予報がはずれ日差しもある四辻の齋嘉を10:30にスタート。地元メンバーがガイドを含めて3名いる心強い構成だ。関東では湯島、亀戸と並び称される桐生天満宮へ。徳川家康の命で作られた桐生の町の発祥の地だ。桐生生まれ桐生育ちのガイドスタッフがその由緒ある歴史を熱く説明してくれる。感謝深謝である。東京からのメンバーはスタッフとは名ばかり、完璧な観光客状態だった。

本町通りに沿って歩いていく。織物工場ののこぎり屋根や昔からの姿を残す家屋など古い町並みのコースだ。まちなか交流館、茶葉販売の矢野園、有鄰館、桐生の男前御用達の多田洋品店を経由して、その昔は遊園地だったコロンバス通りへ。志多美屋本店で名物ソースカツ丼を仕入れて新川公園へ向かう。ここまで来る間に名物の「焼きそば」や「モナカ」も入手済のメンバーもいてランチの準備完了だ。名物旨いものシリーズを新川公園で美味しくいただいていたが、思わぬハプニング発生。気温が下がって大量発生した蚊の大群に急襲された。虫刺され薬は持参していたが、まさか10月になって虫除けスプレーが必要になるとは思わなかった。昼食後の気怠い身体にむち打って午後も歩き続けるメンバーたち。ガイドスタッフが熟慮黙考したコースだ。おしゃれなアウトドアスポーツ店、織物参考館など桐生の町を楽しみながら進んでいく。そして流れ着いたのは前沢屋。焼きまんじゅうが名物だ。歩いて消費した以上の栄養補給で満足満足だ。日限地蔵尊で足つぼ刺激参詣したので好事に恵まれることだろう。最後に織物工場での機械の見学を終えて四辻の齋嘉に帰還した。

桐生は人々の「かつての賑わいを取り戻す」という気概を感じる素敵な街だった。また地元愛あふれる皆さんとご一緒できたことはとても良い経験になった。またいつか、マラニックを開催したいものだ。

それぞれのグループが歴史ある桐生の街をとっても楽しくマラニックができました。桐生在住の方々のおもてなしとご協力をいただいたお陰です。皆様に深謝申し上げます。今回だけでは巡れていないポイントがたくさんあるので、また地元の方のご協力を得ながら開催したいと思っております。次回もよろしくお願いいたします。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

文責:Y&K